慢性心房細動患者に対しワーファリンに代えイグザレルトを処方する際の過失を認めた東京地裁令和5年9月29日判決
事案の概要 慢性心房細動患者(当時85歳)は被告クリニックに通院して、20年以上、抗凝固薬であるワーファリンを服用していました。被告医師は、抗凝固薬をワーファリンからイグザレルトに切り替えることにして、令和3年10月2
続きを読む福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。
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続きを読む事案の概要 自宅階段から転落した患者(男性・当時80歳)が医療機関において、頸椎後方固定術(C3~C7)を受けました。ところが、術後CT検査でスクリューの大部分が脊柱管内に逸脱し、骨への固定性が得られていなかったため、
続きを読む新潟市民病院が1900万円で訴訟前の示談 新潟市民病院が、医療ミスにより下半身麻痺の後遺した男性患者と1900万円で示談しました。 2021年6月、腰部脊柱管狭窄症等疑いで脊髄造影検査をした際、針が誤って脊髄に入った結果
続きを読む医療法人徳洲会が500万円で訴訟上の和解 吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し、患者が3日後に死亡した医療事故について、2023年4月5日までに、大阪地裁で500万円の和解が成立しました。 病院側は血液型
続きを読む新年のご挨拶 新年明けましておめでとうございます。 旧年中も大変お世話になりました。 2021年の古賀克重法律事務所は、力を入れている交通事故、医療過誤にくわえて、不動産・住宅、宗教問題、フランチャイズの相談が多い1
続きを読む医療過誤原告の会とは 正会員として加入している医療事故情報センターから、「医療過誤原告の会30年のあゆみ」と「30周年記念シンポジウム」の案内を頂きましたのでご紹介します。 「医療過誤原告の会」は1991年10月に設
続きを読む事案の概要~生体情報モニタ設定を誤り見落とし くも膜下出血のために入院していた患者(当時66歳・男性)が、低酸素脳症をきたしていわゆる植物状態になり、その後死亡したという医療事故です。 患者遺族は東京地裁に提訴し、病
続きを読む2021年度田村憲久厚労大臣との大臣協議を開催 2021年7月29日、2021年度の薬害肝炎全国原告団弁護団と田村憲久厚生労働大臣との間の大臣協議が厚生労働省で開催されました。 詳細は薬害肝炎原告団サイトにて報告予定で
続きを読む京都大学病院に1億3500万円の賠償命令 血栓症を予防する薬剤「ソリリス」の投与を受けていた女性患者が髄膜炎菌感染症による敗血症で死亡したケースについて、京都地方裁判所が京都大学病院に対して、添付文書に従い、女性の容体悪
続きを読む新潟県立新発田病院が2260万円で訴訟上の和解 腹腔鏡を用いた早期大腸がん手術に際して、膵管損傷に起因する術後の腹膜炎を発症し70代の男性患者に排泄障害などが残存しました。 県立新発田病院は新潟地方裁判所の和解案を受け
続きを読む仙台市立病院が600万円で示談 心臓損傷による高次脳機能障害の医療事故が発生し、仙台市立病院が患者に対して金600万円を支払う内容にて示談したことが報道されました。 心嚢穿刺とその合併症 心嚢(心膜)は、心臓を収める心膜
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