古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

新潟市民病院が1900万円で示談、脊髄造影検査で男性患者が下半身麻痺

新潟市民病院が1900万円で訴訟前の示談 新潟市民病院が、医療ミスにより下半身麻痺の後遺した男性患者と1900万円で示談しました。 2021年6月、腰部脊柱管狭窄症等疑いで脊髄造影検査をした際、針が誤って脊髄に入った結果

続きを読む

吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し3日後に患者死亡、大阪地裁で500万円の和解成立

医療法人徳洲会が500万円で訴訟上の和解  吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し、患者が3日後に死亡した事故について、2023年4月5日までに、大阪地裁で500万円の和解が成立しました。病院側は血液型不適合

続きを読む

謹賀新年2022年のご挨拶

新年のご挨拶  新年明けましておめでとうございます。 旧年中も大変お世話になりました。  2021年の古賀克重法律事務所は、力を入れている交通事故、医療過誤にくわえて、不動産・住宅、宗教問題、フランチャイズの相談が多い1

続きを読む

医療過誤原告の会が30周年、記念誌を発行しシンポジウムを開催

医療過誤原告の会とは  私が正会員として加入している医療事故情報センターから、「医療過誤原告の会30年のあゆみ」と「30周年記念シンポジウム」の案内を頂きましたのでご紹介します。  「医療過誤原告の会」は1991年10月

続きを読む

低酸素脳症をきたした死亡事案で看護師に生体情報モニタのアラーム設定確認の過失を認めた判決

事案の概要~生体情報モニタ設定を誤り見落とし  くも膜下出血のために入院していた患者(当時66歳・男性)が、低酸素脳症をきたしていわゆる植物状態になり、その後に死亡したという医療事故です。  患者遺族は東京地裁に提訴し、

続きを読む

薬害肝炎原弁と田村憲久厚労大臣との大臣協議を開催、新型コロナにもみられる感染症への差別偏見解消への取組み

2021年度田村憲久厚労大臣との大臣協議を開催  2021年7月29日、2021年度の薬害肝炎全国原告団弁護団と田村憲久厚生労働大臣との間の大臣協議が厚生労働省で開催されました。 詳細は薬害肝炎原告団サイトにて報告予定で

続きを読む

京都大学病院に1億3500万円の賠償命令、抗菌薬の投薬を怠り29歳女性が髄膜炎菌感染症で死亡

京都大学病院に1億3500万円の賠償命令 血栓症を予防する薬剤「ソリリス」の投与を受けていた女性患者が髄膜炎菌感染症による敗血症で死亡したケースについて、京都地方裁判所が京都大学病院に対して、添付文書に従い、女性の容体悪

続きを読む

新潟県立新発田病院が2260万円で訴訟上の和解、腹腔鏡下早期大腸がん手術で膵管損傷し腹膜炎を発症し排泄障害が残存

新潟県立新発田病院が2260万円で訴訟上の和解 腹腔鏡を用いた早期大腸がん手術に際して、膵管損傷に起因する術後の腹膜炎を発症し70代の男性患者に排泄障害などが残存しました。県立新発田病院は新潟地方裁判所の和解案を受けて、

続きを読む

仙台市立病院で医療事故、心嚢穿刺による心臓損傷で高次脳機能障害に

仙台市立病院が600万円で示談 心臓損傷による高次脳機能障害の医療事故が発生し、仙台市立病院が患者に対して金600万円を支払う内容にて示談したことが報道されました。 心嚢穿刺とその合併症 心嚢(心膜)は、心臓を収める心膜

続きを読む

入院中の転倒による頭部打撲は異常なくとも頭部CTを、日本医療安全調査機構が再発防止に向けた提言9号を公表

◆入院中に発生した転倒・転落による頭部外傷に係る死亡事例  日本医療安全調査機構が、医療事故の再発防止に向けた提言(第9号)「入院中に発生した転倒・転落による頭部外傷に係る死亡事例の分析」を公表しました。  入院患者は年

続きを読む

病理診断報告書の確認忘れによる治療遅れが35件、医療安全情報150号

◆ 病理診断報告書の確認忘れによる治療遅れが35件報告  公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」150号・2019年5月号を公表しました。  病理診断報告書を確認しなかったことにより治療が遅れた事例が再び報

続きを読む