年齢限定特約により損害保険会社の保険免責を認めた福岡高裁判決、自保ジャーナル2141号
自保ジャーナル2141号158頁の紹介 私が担当した交通事故訴訟の判決(福岡高裁令和4年9月29日)が、判例雑誌である自保ジャーナル(2141号158頁)に掲載されましたのでご紹介します。 自保ジャーナルは交通事故訴訟
続きを読む福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。
自保ジャーナル2141号158頁の紹介 私が担当した交通事故訴訟の判決(福岡高裁令和4年9月29日)が、判例雑誌である自保ジャーナル(2141号158頁)に掲載されましたのでご紹介します。 自保ジャーナルは交通事故訴訟
続きを読む事案の概要 自宅階段から転落した患者(男性・当時80歳)が医療機関において、頸椎後方固定術(C3~C7)を受けました。ところが、術後CT検査でスクリューの大部分が脊柱管内に逸脱し、骨への固定性が得られていなかったため、
続きを読む争点 盗難被害に遭ったと申告して車両保険金を請求した事案において、盗難の外形的事実の立証がないと判断した名古屋高裁令和4年3月16日判決を紹介します(判例タイムズ1509号102頁)。 盗難という保険事故を理由として
続きを読む原動機を止めて下り坂を惰力を用いた走行が道路交通法の「運転」に当たるか 原動機付自転車を原動機を止めた状態で下り坂を惰力を用いて走行させたことが、道路交通法の「運転」に当たるとした福岡高裁令和4年11月30日判決が出て
続きを読む運行起因性とは 自動車損害賠償保障法第3条は、「自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によって他人の生命又は身体を害したときは、これによって生じた損害を賠償する責に任ずる」と定めています。 この自賠法第3条
続きを読む自保ジャーナル2135号97頁の紹介 私が担当した交通事故訴訟の判決(大阪地裁令和4年7月1日)が、判例雑誌である自保ジャーナル(2135号97頁)に掲載されましたのでご紹介します。 自保ジャーナルは交通事故訴訟に特化
続きを読む医療法人徳洲会が500万円で訴訟上の和解 吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し、患者が3日後に死亡した医療事故について、2023年4月5日までに、大阪地裁で500万円の和解が成立しました。 病院側は血液型
続きを読む全ての自転車利用者に対するヘルメット着用努力義務の導入 道路交通法が改正され、令和5年4月1日から、自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。 令和5年3月31日までは、乗車用ヘルメットは「児童・幼児の保護責
続きを読む免許返納後に福岡市内の寺敷地で運転し死亡事故 運転免許証を返納した後にもかかわらず、82歳の男性が、福岡市博多区所在の寺敷地で自動車を運転し、女性に衝突して死亡させる交通事故が発生しました。 男性は数年前に自ら運転免
続きを読む自保ジャーナル2074号 弁護士費用特約の弁護士報酬額が争点となった珍しい裁判を紹介します。 私が保険会社から依頼を受けて被告代理人として対応し、福岡地裁、続く福岡高裁でも各勝訴判決を得ました。相手が最高裁に上告しまし
続きを読む京都大学病院に1億3500万円の賠償命令 血栓症を予防する薬剤「ソリリス」の投与を受けていた女性患者が髄膜炎菌感染症による敗血症で死亡したケースについて、京都地方裁判所が京都大学病院に対して、添付文書に従い、女性の容体悪
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