古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

歯科ヒヤリ・ハット事例の第1回報告書が初公表、日本医療機能評価機構が2023年10月から収集開始

歯科ヒヤリ・ハット事例の収集へ  日本医療機能評価機構が2004年に医療事故の情報収集事業を開始して20年経過しました。 歯科部門のある医療機関も情報収集事業に参加していましたが、歯科に関する報告事例は多くありませんでし

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土岐市立総合病院が3000万円で訴訟上の和解、肝生検後に60代患者が死亡

土岐市立総合病院が3000万円で訴訟上の和解  岐阜県の土岐市立病院が肝生検後に患者が死亡した医療事故で、3000万円で訴訟上の和解をしました。 2016年6月、64歳の女性患者が肝生検を受けたところ、10時間後に容態が

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薬害根絶フォーラムを今年も開催、薬害被害者団体が一堂に集って

薬害根絶フォーラムとは  薬害根絶フォーラムは、薬被連が毎年秋に開催するシンポジウムです。  「全国薬害被害者団体連絡協議会」(薬被連)は1999年10月22日に結成され、同日、厚生省・文部省に対して、要望書を提出して交

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薬害根絶デーが今年も開催、薬害根絶の誓いの碑前に被害者・支援者が集って

薬害根絶デーとは~薬害根絶の誓いの碑の前で  1999年8月24日、厚生労働省の正面玄関横の庭に「薬害根絶 誓いの碑」が建立されました。 薬害HIV弁護団原告団が厚生省(当時)との間で、3年間・20回にも及ぶ協議を経て実

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薬害肝炎原弁と加藤勝信厚労大臣との協議会を開催、薬害資料館の予算措置を求めて

加藤勝信厚労大臣との大臣協議を開催  2023年7月26日、2023年度の薬害肝炎全国原告団弁護団と厚生労働大臣との間の大臣協議が厚生労働省で開催されました。  大臣協議は平成19年度に始まり今回で17年度目になります(

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集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相が出版、被害を招いた真相と教訓とは

集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相を出版  全国B型肝炎訴訟原告団弁護団が、「集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相」(明石書店)を出版しました。 薬害肝炎全国原告団弁護団に出版記念祝賀会の案内を頂きましたのでご

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丹波医療センターが1125万円で示談、CT検査報告書を確認せず1年後肺がん判明し死亡

兵庫県立丹波医療センターで医療事故 2021年8月、女性(70代)がめまいを訴えて兵庫県立丹波医療センターを受診しました。腹部CT検査の結果、検査を担当した医師は、「肺の下部に影が見られるため、がん疑いもあり、精密な検査

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新潟市民病院が1900万円で示談、脊髄造影検査で男性患者が下半身麻痺

新潟市民病院が1900万円で訴訟前の示談 新潟市民病院が、医療ミスにより下半身麻痺の後遺した男性患者と1900万円で示談しました。 2021年6月、腰部脊柱管狭窄症等疑いで脊髄造影検査をした際、針が誤って脊髄に入った結果

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相続土地国庫帰属法が施行、いらない土地を国が引き取る要件とメリット・注意点は

相続土地国庫帰属法が令和5年4月27日から施行  相続土地国庫帰属法が成立し、令和5年4月27日から施行されました。  相続土地国庫帰属制度とは、相続(遺贈)によって土地の所有権を相続した人が、一定の要件を満たした場合、

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吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し3日後に患者死亡、大阪地裁で500万円の和解成立

医療法人徳洲会が500万円で訴訟上の和解  吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し、患者が3日後に死亡した医療事故について、2023年4月5日までに、大阪地裁で500万円の和解が成立しました。 病院側は血液型

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道交法改正による自転車のヘルメット着用努力義務とは、民事過失相殺のポイント

全ての自転車利用者に対するヘルメット着用努力義務の導入  道路交通法が改正され、令和5年4月1日から、自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。 令和5年3月31日までは、乗車用ヘルメットは「児童・幼児の保護責

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