古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相が出版、被害を招いた真相と教訓とは

集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相を出版 全国B型肝炎訴訟原告団弁護団が、「集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相」(明石書店)を出版しました。薬害肝炎全国原告団弁護団にも出版記念祝賀会の案内を頂きましたのでご紹

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丹波医療センターが1125万円で示談、CT検査報告書を確認せず1年後肺がん判明し死亡

兵庫県立丹波医療センターで医療事故 2021年8月、女性(70代)がめまいを訴えて兵庫県立丹波医療センターを受診しました。腹部CT検査の結果、検査を担当した医師は、「肺の下部に影が見られるため、がん疑いもあり、精密な検査

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新潟市民病院が1900万円で示談、脊髄造影検査で男性患者が下半身麻痺

新潟市民病院が1900万円で訴訟前の示談 新潟市民病院が、医療ミスにより下半身麻痺の後遺した男性患者と1900万円で示談しました。 2021年6月、腰部脊柱管狭窄症等疑いで脊髄造影検査をした際、針が誤って脊髄に入った結果

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相続土地国庫帰属法が施行、いらない土地を国が引き取る要件とメリット・注意点は

相続土地国庫帰属法が令和5年4月27日から施行  相続土地国庫帰属法が成立し、令和5年4月27日から施行されます。  相続土地国庫帰属制度とは、相続(遺贈)によって土地の所有権を相続した人が、一定の要件を満たした場合に、

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吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し3日後に患者死亡、大阪地裁で500万円の和解成立

医療法人徳洲会が500万円で訴訟上の和解  吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し、患者が3日後に死亡した事故について、2023年4月5日までに、大阪地裁で500万円の和解が成立しました。病院側は血液型不適合

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道交法改正による自転車のヘルメット着用努力義務とは、民事過失相殺のポイント

全ての自転車利用者に対するヘルメット着用努力義務の導入  道路交通法が改正され、令和5年4月1日から、自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。 令和5年3月31日までは、乗車用ヘルメットについては、「児童・幼

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免許返納後に寺敷地内で運転し死亡事故を起こした福岡の82歳男性を逮捕、無免許運転には?

免許返納後に福岡市内の寺敷地で運転し死亡事故  運転免許証を返納した後にもかかわらず、82歳の男性が、福岡市博多区所在の寺の敷地で自動車を運転して、女性に衝突して死亡させた交通事故が発生しました。  男性は数年前に自ら運

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第210回臨時国会で成立した27法律の概要とは、統一教会、コロナ、そして民法の一部改正

第210回臨時国会で成立した内閣提出の法律  第210回臨時国会(2022年10月3日~2022年12月10日)で成立した法律は下記の通りとなります。 内閣提出法22本のうち21本が成立しました(法案成立率95・5%)。

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改正薬害肝炎救済法が成立、救済期限2028年1月まで延長と劇症肝炎の解決

改正の必要性  改正薬害肝炎救済法が2022年12月10日、参議院で審議され可決成立しました。 薬害肝炎救済法は2008年1月16日に制定されました。(正式名称は、「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によ

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薬害C型肝炎全国弁護団が一斉提訴、救済法延長を求めて

薬害肝炎全国弁護団が一斉提訴  薬害肝炎全国弁護団が2022年10月14日、一斉提訴を行いました。薬害肝炎救済法の期限が2023年1月に迫る中、臨時国会での法改正を求めています。 今回の提訴は仙台地裁5件、東京地裁2件、

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薬害肝炎原弁と後藤厚労大臣との協議会を開催、救済法期限延長と劇症肝炎解決を求めて

後藤厚労大臣との大臣協議を開催  2022年7月26日、2022年度の薬害肝炎全国原告団弁護団と厚生労働大臣との間の大臣協議が厚生労働省で開催されました(アイキャッチ画像は昨年度のもの)。 大臣協議は毎年7月~8月にて日

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