古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

道交法改正による自転車のヘルメット着用努力義務とは、民事過失相殺のポイント

全ての自転車利用者に対するヘルメット着用努力義務の導入  道路交通法が改正され、令和5年4月1日から、自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。 令和5年3月31日までは、乗車用ヘルメットについては、「児童・幼

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免許返納後に寺敷地内で運転し死亡事故を起こした福岡の82歳男性を逮捕、無免許運転には?

免許返納後に福岡市内の寺敷地で運転し死亡事故  運転免許証を返納した後にもかかわらず、82歳の男性が、福岡市博多区所在の寺の敷地で自動車を運転して、女性に衝突して死亡させた交通事故が発生しました。  男性は数年前に自ら運

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弁護士費用特約の弁護士報酬が争点となった裁判例、自保ジャーナル2074号

自保ジャーナル2074号  弁護士費用特約の弁護士報酬額が争点となった珍しい裁判を紹介します。 私が保険会社から依頼を受けて被告代理人として対応し、福岡地裁・福岡高裁で各勝訴判決を得て、最高裁でも上告不受理で確定しました

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謹賀新年2022年のご挨拶

新年のご挨拶  新年明けましておめでとうございます。 旧年中も大変お世話になりました。  2021年の古賀克重法律事務所は、力を入れている交通事故、医療過誤にくわえて、不動産・住宅、宗教問題、フランチャイズの相談が多い1

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追突事故によって後遺障害を負ったと主張された交通事故訴訟で後遺障害・休業損害等を否認した判決、自保ジャーナル2076号

自保ジャーナル2076号56頁の紹介 私が担当した交通事故訴訟の判決(熊本地裁令和2年2月21日)が、判例雑誌である自保ジャーナル(2076号56頁)に掲載されましたのでご紹介します。 自保ジャーナルとは株式会社自動車保

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仙台市立病院で医療事故、心嚢穿刺による心臓損傷で高次脳機能障害に

仙台市立病院が600万円で示談 心臓損傷による高次脳機能障害の医療事故が発生し、仙台市立病院が患者に対して金600万円を支払う内容にて示談したことが報道されました。 心嚢穿刺とその合併症 心嚢(心膜)は、心臓を収める心膜

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自保ジャーナル2070号96頁、担当した交通事故訴訟判決の解説

◆自保ジャーナル2070号96頁の紹介  私が担当した交通事故訴訟の判決(大阪地裁令和元年12月24日)が、自保ジャーナル(2070号96頁)に掲載されましたのでご紹介します。  自保ジャーナルとは株式会社自動車保険ジャ

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民事裁判IT化の1歩・民事裁判でのWEB会議がスタート、チームズのウェブ会議の使用感とは

◆民事裁判のIT化とは  ここ最近、民事裁判のIT化という言葉が良く聞かれるようになってきました。報道でも目にすることが増えています。  ただ「民事裁判のIT化」という言葉は広い概念であり、従来からもIT化の試み自体は行

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謹賀新年2019年のご挨拶、弁護士25年目の区切りを迎えて

明けましておめでとうございます 皆様よき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 旧年中も大変お世話になりました、今年も古賀克重法律事務所をどうぞ宜しくお願いいたします。 1995年に弁護士登録して以来、2019年は弁護

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交通事故判例百選が18年ぶりに改訂、「交通事故と医療事故の競合」など42判例が差し替え・追加

判例百選が18年ぶりに改訂 交通事故判例百選が18年ぶりに改訂されて第5版が刊行されました。 原審である東京高裁判決は、交通事故と医療過誤の寄与度による賠償責任の分別を認めて、医療機関に対して1000万円余の支払を命じま

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「交通賠償実務の最前線」、医療過誤と交通事故の因果関係の違いとは

日弁連交通事故相談センターが設立50周年に 財団法人日弁連交通事故相談センターが設立して50周年を迎えました。 交通事故相談センターは日本弁護士連合会が設立母体となって、昭和42年9月に設立された団体です。平成24年4月

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