古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

丹波医療センターが1125万円で示談、CT検査報告書を確認せず1年後肺がん判明し死亡

兵庫県立丹波医療センターで医療事故 2021年8月、女性(70代)がめまいを訴えて兵庫県立丹波医療センターを受診しました。腹部CT検査の結果、検査を担当した医師は、「肺の下部に影が見られるため、がん疑いもあり、精密な検査

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MRI検査室への金属製品の持ち込みが13件報告、医療安全情報198号

MRI検査室への金属製品などの持ち込みが13件報告 公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」198号・2023年5月号を公表しました。 患者が磁性体(金属製品など)を身に着けたままMRI検査室に入室した事例が

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吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し3日後に患者死亡、大阪地裁で500万円の和解成立

医療法人徳洲会が500万円で訴訟上の和解  吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し、患者が3日後に死亡した事故について、2023年4月5日までに、大阪地裁で500万円の和解が成立しました。病院側は血液型不適合

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新生児・乳児の沐浴時の熱傷が6例報告、医療安全情報178号が注意喚起

新生児・乳児の沐浴時の熱傷報告  公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」178号・2021年9月号を公表しました。 新生児・乳児の沐浴時に熱傷をきたした事例が6件報告されています。 第60回報告書「再発・類

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低酸素脳症をきたした死亡事案で看護師に生体情報モニタのアラーム設定確認の過失を認めた判決

事案の概要~生体情報モニタ設定を誤り見落とし  くも膜下出血のために入院していた患者(当時66歳・男性)が、低酸素脳症をきたしていわゆる植物状態になり、その後に死亡したという医療事故です。  患者遺族は東京地裁に提訴し、

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病理診断報告書の確認忘れによる治療遅れが35件、医療安全情報150号

◆ 病理診断報告書の確認忘れによる治療遅れが35件報告  公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」150号・2019年5月号を公表しました。  病理診断報告書を確認しなかったことにより治療が遅れた事例が再び報

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繰り返し発生する類似医療事故、日本医療機能評価機構が2017年の再発事例を公表

◆2014年から2016年に提供した医療安全情報  医療事故・ヒヤリハット事例は類似ケースが繰り返されています。  日本医療機能評価機構は2006年12月から医療安全情報を提供しています。 2014年から2016年に提供

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画像診断報告書の確認不足による治療遅れが37件報告、未確立の業務工程が背景に

◆ 画像診断報告書の確認不足が37件報告  公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」138号・2018年5月号にて画像診断報告書の確認不足を取り上げました。  「画像診断報告書の確認不足」については、2012

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スタンバイにした人工呼吸器の開始忘れによる心肺停止などが7例報告、医療安全情報135号が改めて注意喚起

◆ スタンバイにした人工呼吸器の開始忘れによる心肺停止などが7例報告  公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」135号・2018年2月号を公表しました。  人工呼吸器を「スタンバイ」の状態で患者に装着し、喚

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患者がオーバーテーブルを支えにした転倒事例が17件、医療安全情報132号

公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」132号・2017年11月号を公表しました。 今回は、患者がベッドから立ち上がる際などに、支えにしたオーバーテーブルが動き、転倒した事例が17件報告されています。 第1

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九州国際看護大学で「看護と医療過誤」について講義、看護師の法的責任とは

九州国際看護大学での講義 日本赤十字九州国際看護大学(看護継続教育センター)で今年も「医療安全管理」について講義してきました。 北は北海道から南は沖縄まで全国の医療施設から経験5年以上の看護師が、救急看護認定看護師の教育

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