古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

九州国際看護大学で「看護と医療過誤」について講義、看護師の法的責任とは

九州国際看護大学での講義 日本赤十字九州国際看護大学(看護継続教育センター)で今年も「医療安全管理」について講義してきました。北は北海道から南は沖縄まで全国の医療施設から経験5年以上の看護師が、救急看護認定看護師の教育課

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陣痛促進剤による被害を考える会が結成30周年記念シンポジウムを開催~子宮収縮薬による安全は確保されているか

子宮収縮薬とは 無痛分娩による被害が大きく報道されるなど社会問題化しました。無痛分娩とは出産の痛みを麻酔で和らげることを目的にした医療行為。分娩時に痛みを感じたタイミングで硬膜外麻酔を行うなど、妊婦のニーズに応えるための

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医療問題弁護団全国交流集会が開催、これからの患者側弁護士に求められるもの

医療問題弁護団全国交流集会が開催  医療問題弁護団の全国交流集会が2017年10月27日、28日の両日にわたって東京イイノホールにて開催されました。  全国交流集会は、全国各地で患者側弁護士として活動する弁護団・研究会が

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歯科の感染対策を考えるシンポジウムが開催、ハンドピース取替不徹底に見られる感染対策の現状と課題

歯科におけるハンドピース取替の不徹底 歯科治療は観血的処置を伴うことが多く、患者の血液や唾液との接触は不可避になります。そして日常診療では注射針・探針・リーマーなどの鋭利な器材を用いるため、針刺し・切創・器具刺し事故など

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インスリン単位の誤解による事故が多発、医療安全情報131号

公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」131号・2017年10月号を公表しました。 今回は、インスリン1単位を1mLと認識していたため100倍量を投与した事例が3件報告されています。 「医療安全情報」6号で

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薬害根絶フォーラム2017、HPVワクチン問題を特集し第三者組織についても意見交換

薬害根絶フォーラムが福岡で初開催 全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)が2017年10月15日、薬害根絶フォーラムを福岡で開催しました。 日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、福岡県薬剤師会、医薬品医療機器総合機構なども協賛

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戦後薬害集団訴訟の出発点「サリドマイド訴訟」~薬害根絶フォーラムシリーズ3

サリドマイド事件とは  サリドマイド剤は、西ドイツの製薬会社で開発され、世界40ケ国以上で販売されました。日本においても1958年1月から販売された鎮静、睡眠剤です。  日本では主に大日本製薬が「クセがなく、小児・妊産婦

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裁判官が語る医療訴訟実務のバイタルポイントとは

医療訴訟実務のバイタルポイント ジュリスト(有斐閣)で「訴訟実務のバイタルポイント」というコーナーが開始しています(1501号から)。第2回目の連載として専門訴訟として医療訴訟が取り上げられ、1510号(2017年9月)

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薬害根絶フォーラムが福岡で初開催、HPVワクチン・薬害教育をテーマに討論

薬害根絶フォーラムが福岡で初開催 全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)が2017年10月15日、薬害根絶フォーラムを福岡で開催します。 薬害根絶フォーラムも1999年以来19回目の開催になりますが、福岡・九州で開催され

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薬害肝炎原弁と厚労大臣との議事確認書2017年度版が完成

◆ 2017年度大臣協議 2017年7月24日に開催された薬害肝炎全国原告団・弁護団と厚生労働大臣との協議会(大臣協議)。薬害肝炎訴訟が解決する際に締結した基本合意書に基き、様々な積み残しの課題について、年に1回協議する

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中心静脈ラインの開放による空気塞栓症が7例報告

公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」130号・2018年9月号を公表しました。 今回は、大気に開放される状態で中心静脈ラインの接続を外したことにより、血管内に空気が流入した事例が7件報告されています。 第

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