古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

医療界と法曹界の相互理解のための第9回シンポジウムが開催、診療ガイドラインの位置づけとは

医療界と法曹界の相互理解のためのシンポジウム 医療界と法曹界の相互理解のための第9回シンポジウムが東京地方裁判所で開催され、その議事録が判例タイムズ1439号にて公表されました。 このシンポジウムは平成20年から年1回の

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交通事故判例百選が18年ぶりに改訂、「交通事故と医療事故の競合」など42判例が差し替え・追加

判例百選が18年ぶりに改訂 交通事故判例百選が18年ぶりに改訂されて第5版が刊行されました。 交通事故訴訟の論点はほぼ成熟してきており、「第4版は交通事故損害賠償法の集大成である」とされていました。ですが様々な新しい論点

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戦後薬害集団訴訟の出発点「サリドマイド訴訟」~薬害根絶フォーラムシリーズ3

サリドマイド事件とは  サリドマイド剤は、西ドイツの製薬会社で開発され、世界40ケ国以上で販売されました。日本においても1958年1月から販売された鎮静、睡眠剤です。  日本では主に大日本製薬が「クセがなく、小児・妊産婦

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集団訴訟の近代化の扉を開いた薬害スモン訴訟~薬害フォーラムシリーズ2

 薬害根絶フォーラムの福岡開催をうけて、加盟団体の訴訟について数回のシリーズで取り上げています。 第1回は薬害エイズ訴訟を取り上げましたが、第2回は薬害スモン訴訟を取り上げたいと思います。 薬害スモン事件  薬害スモン事

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集団訴訟を現代化した薬害エイズ訴訟の意義とは~薬害根絶フォーラムシリーズ1

薬害根絶フォーラム福岡の開催が迫る 全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)が10月15日、薬害根絶フォーラム(第19回)を初めて福岡で開催します。 薬被連は、「薬害根絶」を目指して1999年10月、薬害被害者団体が結束し

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「交通賠償実務の最前線」、医療過誤と交通事故の因果関係の違いとは

日弁連交通事故相談センターが設立50周年に 財団法人日弁連交通事故相談センターが設立して50周年を迎えました。 交通事故相談センターは日本弁護士連合会が設立母体となって、昭和42年9月に設立された団体です。平成24年4月

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裁判官が語る医療訴訟実務のバイタルポイントとは

医療訴訟実務のバイタルポイント ジュリスト(有斐閣)で「訴訟実務のバイタルポイント」というコーナーが開始しています(1501号から)。第2回目の連載として専門訴訟として医療訴訟が取り上げられ、1510号(2017年9月)

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