薬害肝炎、国との基本合意1周年集会
1月27日18時から東京虎ノ門において、基本合意1周年集会が開催されました。集会には、薬害C型肝炎訴訟の解決にご尽力を頂いた方々が100名以上が参加。
国会議員からも与野党を越えて参加頂きました。
自民党からは、薬害肝炎訴訟の解決を当時の福田総理に進言した与謝野馨経済財政担当大臣、そして中川秀直衆議院議員。公明党からは、江田康幸衆議院議員。さらに、田中康夫・新党日本代表や民主党から山井和則衆議院議員、高木義明衆議院議員らが参加されました。

また、歌手の森進一さんも参加し、ご自分がC型肝炎の患者であること、そしてインターフェロンの治療で苦しんでいたことを明かした上で、「患者の皆さんも大変だと思いますががんばってください。わたしもできることをしていきます。C型肝炎の裁判が起きていることを聞いたときは、実はどうしてこんな裁判が起きるのかと疑問に思っていました。政治家や官僚が、その責任として肝炎の治療体制を整備すべきではないか。皆さん、お体に気をつけてがんばってください。私もできることをやっていきます」との発言があり、会場は大きな拍手に包まれました。

1周年集会は、原告団、支援者の準備のおかげで、非常に説得力のある会合になりました。
今後も、薬害肝炎原告団、B型肝炎原告団。患者団体は、肝炎基本法(肝炎患者支援法)の制定を求め、東京・大阪・名古屋・北海道・九州などで活動を展開していきますので、これからもご支援のほどよろしくお願いします。
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投稿者プロフィール

- 弁護士
- 弁護士古賀克重です。1995年に弁護士登録以来、患者側として医療過誤を取り扱っています。薬害C型肝炎訴訟の弁護団事務局長として2008年の全面解決を勝ち取りました。交通事故も幅広く手掛けており、取扱った裁判が多数の判例集で紹介されています。ブログではその主たる取扱い分野である医療過誤・交通事故について、有益な情報を提供しています。
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