「日本の薬害事件」が完成、代表的な薬害事件を網羅した集大成版
一般社団法人医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団(旧日本公定書協会)が、「日本の薬害事件~薬害の知識と教訓」を完成させました。
この度、DVD版の発売に先立ち、完成試写会の案内を頂きました。
同財団は、これまでも映像で学ぶ薬害シリーズとして「温故知新」を発表してきましたが、その集大成版として完成させたものになります。
薬害事件の始まりというべきサリドマイド事件・スモン事件を初めとして、薬害エイズ、薬害肝炎、クロロキン、筋短縮症、陣痛促進剤、ソリブジン事件、さらに海外の薬害などが取り上げられています。
薬害肝炎事件の反省から厚生労働省が立ち上げた「薬害肝炎検証・あり方検討委員会」が2010年、最終提言において薬害教育の必要性を指摘して5年が経過したものの、一般の方はもとより医療関係者が薬害を効率的に学べる教材は少ないのが実情です。
レギュラトリーサイエンス財団がまとめてきた「映像で学ぶ薬害シリーズ」の集大成である「日本の薬害事件」はその意味でも貴重な教材になりそうです。
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投稿者プロフィール

- 弁護士
- 弁護士古賀克重です。1995年に弁護士登録以来、患者側として医療過誤を取り扱っています。薬害C型肝炎訴訟の弁護団事務局長として2008年の全面解決を勝ち取りました。交通事故も幅広く手掛けており、取扱った裁判が多数の判例集で紹介されています。ブログではその主たる取扱い分野である医療過誤・交通事故について、有益な情報を提供しています。
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