C型肝炎治療薬ヴィキラックス、ジェノタイプ2型の適応追加を申請
アッヴィ合同会社のC型肝炎治療薬「ヴィキラックス配合錠」が12月17日、適応追加申請したと公表しました。
ジェノタイプ2型への適応拡大を求めるものです。
ヴィキラックスは9月28日に製造販売承認され、11月26日に薬価収載された抗ウイルス薬。
36か国で単独療法として承認販売されており、例えばアメリカでは「VIEKIRA PAK」(ヴィキラ・パック)として販売されています。
・「FDAがヴィキラ・パック(Viekira Pak)を承認」
ヴィキラックス配合錠は、「オムビタスビル」、「パリタプレビル」、「リトナビル」の3剤配合剤。1日1回2錠を12週間続けます。
現在承認されている適応は、ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」。
日本人に一番多く、難治性と言われる1型に対する新薬ということで、予測投与患者数は1・4万人、予測販売額は6-8億円となっていました。
日本のC型肝炎患者150万人のうち、20%から30%が2型と言われており、今後、2型の患者にもヴィキラックスが使用できる見込みです。
目次
投稿者プロフィール

- 弁護士
- 弁護士古賀克重です。1995年に弁護士登録以来、患者側として医療過誤を取り扱っています。薬害C型肝炎訴訟の弁護団事務局長として2008年の全面解決を勝ち取りました。交通事故も幅広く手掛けており、取扱った裁判が多数の判例集で紹介されています。ブログではその主たる取扱い分野である医療過誤・交通事故について、有益な情報を提供しています。
最新の投稿
交通事故 自転車2025年8月18日自転車の飲酒運転で福岡市の看護師が懲戒解雇処分に、改正道路交通法で取締りが強化中
医療過誤・医療ミス 歯科2025年8月12日腎機能低下患者へ抗菌薬の常用量を処方、歯科ヒヤリ・ハット通信3号
C型肝炎2025年7月30日薬害肝炎全国原告団弁護団と福岡資麿厚生労働大臣との大臣協議を開催
未分類2025年7月17日自転車の歩道通行に青切符、改正道路交通法で反則金が導入