法の華弁護団と集団訴訟
多数の被害者を生み出す、消費者事件。残念ながら、加害者が無資産であるため、被害回復できない事案も少なくありません。
この点、足の裏診断(足の裏をみて、「このままではガンになる」「あなたは死ぬかもしれない」と脅す)によって、多大な金品を購入させていた、宗教法人法の華三方行事件においては、全国の弁護団が力を結集し、福岡地裁での全面勝訴判決をてこに、刑事立件、宗教法人の認可取り消し、幹部の有罪判決、法の華の破産申立てと配当、、、と被害回復も行えたケースです。
東京弁護団の事務局長釜井弁護士が来福。久しぶりに情報交換し、有意義な時間を過ごせました。各地の弁護団間の相性というのも、実は、集団訴訟解決のためには必須なのですが、法の華弁護団は、東京、大阪、静岡、名古屋、福岡など弁護団で相性の良い弁護士が多く、共闘がスムーズにいきました。
なお、同じ「集団被害、集団訴訟」といっても、薬害と消費者事件においては、違う点も少なくありません。被告に国がいるかという点、消費者事件においてはとにかく判例を積み重ねる中で行政の対応を迫るという点などでしょうか。それぞれの分野に応じた「集団訴訟」というのも、弁護士の楽しみの一つです。
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