古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

薬害肝炎原弁と加藤勝信厚労大臣との協議会を開催、薬害資料館の予算措置を求めて

加藤勝信厚労大臣との大臣協議を開催  2023年7月26日、2023年度の薬害肝炎全国原告団弁護団と厚生労働大臣との間の大臣協議が厚生労働省で開催されました。  大臣協議は平成19年度に始まり今回で17年度目になります(

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原動機付自転車を原動機を止めた状態で下り坂を惰力を用いて走行させたことが道路交通法の「運転」に当たるとされた事例、福岡高裁令和4年11月30日判決

原動機を止めて下り坂を惰力を用いた走行が道路交通法の「運転」に当たるか  原動機付自転車を原動機を止めた状態で下り坂を惰力を用いて走行させたことが、道路交通法の「運転」に当たるとした福岡高裁令和4年11月30日判決が出て

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駐車中の暖機運転に伴う一酸化炭素中毒事故に自賠法上の「運行起因性」が認められるか、ジュリスト1586号119頁

運行起因性とは  自動車損害賠償保障法第3条は、「自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によって他人の生命又は身体を害したときは、これによって生じた損害を賠償する責に任ずる」と定めています。 この自賠法第3条

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自賠責13級認定の左5指機能障害で10級主張された交通事故で後遺障害否認した判決、自保ジャーナル2135号

自保ジャーナル2135号97頁の紹介  私が担当した交通事故訴訟の判決(大阪地裁令和4年7月1日)が、判例雑誌である自保ジャーナル(2135号97頁)に掲載されましたのでご紹介します。 自保ジャーナルは交通事故訴訟に特化

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集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相が出版、被害を招いた真相と教訓とは

集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相を出版  全国B型肝炎訴訟原告団弁護団が、「集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相」(明石書店)を出版しました。 薬害肝炎全国原告団弁護団に出版記念祝賀会の案内を頂きましたのでご

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丹波医療センターが1125万円で示談、CT検査報告書を確認せず1年後肺がん判明し死亡

兵庫県立丹波医療センターで医療事故 2021年8月、女性(70代)がめまいを訴えて兵庫県立丹波医療センターを受診しました。腹部CT検査の結果、検査を担当した医師は、「肺の下部に影が見られるため、がん疑いもあり、精密な検査

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MRI検査室への金属製品の持ち込みが13件報告、医療安全情報198号

MRI検査室への金属製品などの持ち込みが13件報告  公益財団法人日本医療機能評価機構が、「医療安全情報」198号・2023年5月号を公表しました。  患者が磁性体(金属製品など)を身に着けたままMRI検査室に入室した事

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新潟市民病院が1900万円で示談、脊髄造影検査で男性患者が下半身麻痺

新潟市民病院が1900万円で訴訟前の示談 新潟市民病院が、医療ミスにより下半身麻痺の後遺した男性患者と1900万円で示談しました。 2021年6月、腰部脊柱管狭窄症等疑いで脊髄造影検査をした際、針が誤って脊髄に入った結果

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相続土地国庫帰属法が施行、いらない土地を国が引き取る要件とメリット・注意点は

相続土地国庫帰属法が令和5年4月27日から施行  相続土地国庫帰属法が成立し、令和5年4月27日から施行されました。  相続土地国庫帰属制度とは、相続(遺贈)によって土地の所有権を相続した人が、一定の要件を満たした場合、

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薬害肝炎九州原告団総会を岡山で開催、山陽新聞阿部光希記者の特別講演から差別偏見を考える

2023年の薬害肝炎九州原告団総会を開催  2023年の薬害肝炎九州原告団総会を岡山市で開催しました。 2020年から3年間はコロナ禍のため、ウェブ会議による開催でした。ようやく今年2023年は現地でのリアルとウェブ会議

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吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し3日後に患者死亡、大阪地裁で500万円の和解成立

医療法人徳洲会が500万円で訴訟上の和解  吹田徳洲会病院がB型の患者にA型血液を誤って輸血し、患者が3日後に死亡した医療事故について、2023年4月5日までに、大阪地裁で500万円の和解が成立しました。 病院側は血液型

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